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著者プロフィール\r女性として初めて芥川賞を受賞した作家・中里恒子。『時雨の記』『歌枕』『わが庵』など、女の一生、老年の境地など、人生の機微を複眼で冷静に見つめた私小説や随筆を数多く残した。横浜紅蘭女学校(現・横浜雙葉学園)を経て19歳で結婚、主婦作家として活動を始める。横光利一、川端康成らにその才能を早くから認められ、昭和12年雑誌『少女の友』に連載された川端康成『乙女の港』の下書きを書く。昭和14年『乗合馬車』で芥川賞を受賞。受賞作は、兄たちの国際結婚を描いたもので、のちに娘が米国人と結婚することになり、かつて国際結婚を冷静な目で見ていた中里自身が大きな動揺に襲われるという経験をした。「女性が生きるということ」「時代が変わっても変わらないものとは」中里の潔い思いが語られる。このテーマは、実兄、義兄、一人娘と身内に3組の国際結婚を体験した作者にとって、生涯追求すべきものとなり、“まりあんぬもの”と呼ばれる一連のユニークな作品世界として完結する。\r\r\r代表作\r『乗合馬車』(1938年)芥川賞\r『歌枕』(1973年)読売文学賞\r「わが庵」(1975年)日本芸術院恩賜賞\r『時雨の記』(1977年)\r『誰袖草』(1979年)女流文学賞\r\r芥川賞選考委員の書評\r久米正雄\r「中里恒子さんの作品は、いずれも閨秀画家の水彩を見るように、鮮かで綺麗だ。綺麗ごと過ぎるかも知れない。苺入りのクリーム菓子のようでもある。只フレッシュな事は間違いない。」\r\r室生犀星\r「第二回の集りまでに私ははじめて中里恒子氏の「乗合馬車」を読んで、大変にうつくしい小説だと思った。小説というものに野心を持たず、にごった気持やすたれたところも見えず、美しい一方であった。おなじうみたて卵でも、中里の小説はうつくしい筐にはいっていて、吉川のお帳場はまだ生温かい寝藁の中にそっと置かれてあるようなものであった。」\r\r\r小山書店・昭和14年4月初版発行の中里恒子「乗合馬車」函付きです。本体は折込カバーです。挿画はフランス風の洗練された画風で知られる仲田菊代(好江)です。函に経年のヤケが少しありますが、本体は経年の割にはヤケは少なく、シミや書き込みや蔵書印などもありません。経年の割には良い状態です。\r84年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
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最新のクチコミ
娘のお気に入りです。 元々いちごモチーフもウサギさんも大好きで更にピンクも好きで…という大好きが重なっていて毎日何回も読んでいます。 桃色くまちゃんケーキを作りたがっているので作ってみようと思います。
- ちびっちゅ
- 35歳
- アトピー
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子供に読んであげました。とても気に入った様でした。汽車の信号が青ではなくみどりとなっていたのがちょっと・・・。
- よっちん1885
- 23歳
- アトピー
- クチコミ投稿 1件
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手動で回すので動かす度に絵も動いてしまい酔ってしまいました。目の前の壁に当てても天井に当てても絵が小さいくて目が疲れるし、光が周りから漏れまくりなのですごく眩しいです。目に悪そうなので、やめようとして動かしたら子供が反応! 猫玩具みたいに光を追いかけて遊ぶオモチャになってしまいました。これはこれで?(笑) 部屋を真っ暗ではなく豆電球(保安球)くらいでやった方が目が疲れないからいいです。ただ、絵は薄れますが(;_;)
- うーたん0784
- 31歳
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